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| ウチには『箱ティッシュ問題』というのがある。 昔っからお決まりの、ティッシュ箱のデザイン。 パステル・花柄・エレガント・・・・・ 素朴で、あるていど品のある生活空間を心がけたい私としては、このティッシュ箱の存在が目障りでしょうがない。 ただの白い箱でいいのに。グレーのボール紙のままでいいのに。 まったく余計な事を・・・ こういう中途半端なデザイン、「花でも描いときゃ、ちったぁ高級そうに見えるだろう」という、客をバカにした商品を、私は許せないのである。 しかし、ティッシュは大事である。 私もカミさんも鼻炎持ちで、ティッシュ箱にヒモをつけて、肩からかけておきたいくらい、私たちはティッシュペーパーをこよなく愛している。 箱の絵がイヤなら和紙でも貼ろうか、ペンキでも塗っちゃおうか、カバーでもつけようか、テッシュ用の桐箱ってのも売っている。 色々考えた。 しかし、しかし、所詮は鼻紙なのである。 たかだか一箱100円にも満たないものに、1ヶ月ももたない物に、たいそうな扱いはしたくない。 これは哲学である。 無印良品のものなら、デザインレスで悪くないとも思うが、マツキヨとの価格差は否めない。 わざわざ高いモノを買うことは、資本主義経済の原則から外れている。 ネピアはわりと昔から静かなデザインでよかったのだが、実売価格が他社より高いのがタマにキズである。 スコッティもまぁマシな方と言えるかもしれない。 最近はティッシュ業界も全体的に、この時代のデザイン性を感じているのか、少しずつおとなしくなっている様にも感じる。 あ、・・・・・・・・・・エリエールがいた・・・・・・・。 この時代にいまだに『パステル・花柄・エレガント』三種の神器を貫いている、ゴーイングマイウェー。 もし私がこの商品コピーを頼まれたなら、「箱ティッシュは乙女のヒミツ」とつけてあげたい。 「オスカルとアンドレ愛の絆」でもいい。 少女趣味ともチト違う、なんだろう?この浮いた勘違いゴージャス。 あっ!叶姉妹だ。「箱ティッシュ界の叶姉妹」。 さて、そんなこんなの『箱ティッシュ問題』、ウチはどうしているのかというと、いまだ完全な解決には至っていないのではあるが、 イライラしていてもしょうがない。少し目線を変えて考えることにした。 HOXYという箱ティッシュを、ご存知だろうか? 私も今までノーマークだったのだが、箱にキャラクターイラストをプリントし、自ら箱デザインを放棄した、箱ティッシュ界のダークホースである。 描かれたのは、うさこちゃんでおなじみのブルーナーのイラストだった。 う〜む、やるな、おぬし。 キキララとかミッキーだったら普通のバカでしかないが、ブルーナーとはなかなか微妙な線をついてくる。 可愛くも何ともないイラストなだけに、誰にとっても不快でなく、色使いに特徴があるため、デザイン的にも何となくキマる。 ・・・コイツは箱ティッシュ問題をわかっている。 わかっていながら、『無地』というティッシュ界の革命には向かわず、あえて今までの土俵で勝負しようとしているのだ。 今までの会社の体制を、上司の顔を立てながら、確実に変革を行い、ユーザー主婦にも、子供にも、小うるさいデザイン関係者にも「まぁ、コレなら」と言わせてしまう。 この絶妙なさじ加減、針の穴をも通すストレート、ただものではないぞ。 HOXYの今後に更なる期待をしたい。 いわさきちひろ、とかシルヴァスタインとか、名作絵本でかつ、デザイン的にも素敵なモノなら実現できそうだ。 しかし、モナリザ・ピカソ・ゴッホ・歌麿・北斎・・・・となっていく危険もはらんでいる。 だいたいわかってない上司に限って、成功に便乗しようとして、そういうバカなことを言い、道を誤る。 まぁHOXYのデザイナーならやってくれるだろう。 近い将来この『箱ティッシュ問題』が解決される日がきっとやってくると、私は信じている。 ![]() |
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