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箱ティッシュ問題 2003/09/28
ウチには『箱ティッシュ問題』というのがある。

昔っからお決まりの、ティッシュ箱のデザイン。
パステル・花柄・エレガント・・・・・
素朴で、あるていど品のある生活空間を心がけたい私としては、このティッシュ箱の存在が目障りでしょうがない。
ただの白い箱でいいのに。グレーのボール紙のままでいいのに。
まったく余計な事を・・・
こういう中途半端なデザイン、「花でも描いときゃ、ちったぁ高級そうに見えるだろう」という、客をバカにした商品を、私は許せないのである。

しかし、ティッシュは大事である。
私もカミさんも鼻炎持ちで、ティッシュ箱にヒモをつけて、肩からかけておきたいくらい、私たちはティッシュペーパーをこよなく愛している。
箱の絵がイヤなら和紙でも貼ろうか、ペンキでも塗っちゃおうか、カバーでもつけようか、テッシュ用の桐箱ってのも売っている。
色々考えた。
しかし、しかし、所詮は鼻紙なのである。
たかだか一箱100円にも満たないものに、1ヶ月ももたない物に、たいそうな扱いはしたくない。
これは哲学である。
無印良品のものなら、デザインレスで悪くないとも思うが、マツキヨとの価格差は否めない。
わざわざ高いモノを買うことは、資本主義経済の原則から外れている。

ネピアはわりと昔から静かなデザインでよかったのだが、実売価格が他社より高いのがタマにキズである。
スコッティもまぁマシな方と言えるかもしれない。
最近はティッシュ業界も全体的に、この時代のデザイン性を感じているのか、少しずつおとなしくなっている様にも感じる。
あ、・・・・・・・・・・エリエールがいた・・・・・・・。

この時代にいまだに『パステル・花柄・エレガント』三種の神器を貫いている、ゴーイングマイウェー。
もし私がこの商品コピーを頼まれたなら、「箱ティッシュは乙女のヒミツ」とつけてあげたい。
「オスカルとアンドレ愛の絆」でもいい。
少女趣味ともチト違う、なんだろう?この浮いた勘違いゴージャス。
あっ!叶姉妹だ。「箱ティッシュ界の叶姉妹」。

さて、そんなこんなの『箱ティッシュ問題』、ウチはどうしているのかというと、いまだ完全な解決には至っていないのではあるが、
イライラしていてもしょうがない。少し目線を変えて考えることにした。

HOXYという箱ティッシュを、ご存知だろうか?
私も今までノーマークだったのだが、箱にキャラクターイラストをプリントし、自ら箱デザインを放棄した、箱ティッシュ界のダークホースである。
描かれたのは、うさこちゃんでおなじみのブルーナーのイラストだった。
う〜む、やるな、おぬし。
キキララとかミッキーだったら普通のバカでしかないが、ブルーナーとはなかなか微妙な線をついてくる。
可愛くも何ともないイラストなだけに、誰にとっても不快でなく、色使いに特徴があるため、デザイン的にも何となくキマる。
・・・コイツは箱ティッシュ問題をわかっている。
わかっていながら、『無地』というティッシュ界の革命には向かわず、あえて今までの土俵で勝負しようとしているのだ。
今までの会社の体制を、上司の顔を立てながら、確実に変革を行い、ユーザー主婦にも、子供にも、小うるさいデザイン関係者にも「まぁ、コレなら」と言わせてしまう。
この絶妙なさじ加減、針の穴をも通すストレート、ただものではないぞ。
HOXYの今後に更なる期待をしたい。
いわさきちひろ、とかシルヴァスタインとか、名作絵本でかつ、デザイン的にも素敵なモノなら実現できそうだ。
しかし、モナリザ・ピカソ・ゴッホ・歌麿・北斎・・・・となっていく危険もはらんでいる。
だいたいわかってない上司に限って、成功に便乗しようとして、そういうバカなことを言い、道を誤る。

まぁHOXYのデザイナーならやってくれるだろう。
近い将来この『箱ティッシュ問題』が解決される日がきっとやってくると、私は信じている。

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