| □index□ ■column■ |
| 子供の勉強への意欲がなくなっているという。 「どうせ役には立たない」、「勉強したって幸せになんかなれない」、 僕も小中高と学生のときに、やはり同じ事を思っていた。 教師の口からも「学校で覚えたことで将来本当に役に立つことなんて、僅かだ。でもキミたちが今できることは勉強しかないんだ。」と言われていた。 僕の両親も同じようなことを言っていた。 勉強がいま役に立っているかと、自分に問うてみれば、 教師も、親も言っていたように、確かに直接的にはあんまり役に立っていない。 でも、やらないよりは良かった。 学校教育は例えるなら、そのままでは食べられない『素材』を蓄え、刃物の研ぎ方、煮る・蒸す・焼くの基本的な『調理法』を覚える期間だったと思う。 そのおかげでやっと今になって、その素材と調理法を駆使してオリジナルメニューが作れるようになってきた。 倉庫にどういう素材がしまってあったか、どんな調理法があったか、それを自分のモノにしているかどうかで、料理の出来は全然違ってくるはず。 腐らせないように使い、また新たな素材も蓄え、いろんな実験的試みもしてみれば、きっと活きてくる。 僕らの受けてきた教育が、素晴らしいものだったかと問われれば、もう少しまともな方法があったんじゃないか?とも思う。 でも、結局のところは本人次第で、そいつの能力は受けた教育とは必ずしも一致しないのは、みんな知ってる。 いまの学生は確かに複雑な立場だと思う。 彼らの親は右肩上りが染み付いている世代で、その子供は右肩下がりしか見たことがない世代。 生まれてから、意気消沈の社会しか知らないのでは、簡単に夢は見れないだろう。 でもそれも悪いことじゃない、きっと。 右肩上りの時代は、誰でも簡単に夢が見れちゃって、大して努力なんてしなくてもスタートラインに立てちゃうような時代で、 90年代を過ぎて、本当は能力がなかった人・頑張らなかった人が、落ちぶれていってるだけなんだから。 また新しい時代がスタートしてる。 日本で生きていくなら、いまのこの社会を遊び倒すしかない。 そりゃ勉強きらいでもいいから、とにかくエネルギッシュでいてほしい。 ちゃんとメシ食って、いっぱい寝て、毎日息が切れるほど遊ぶ。 基礎体力と応用力さえあれば、どんな社会でもおもしろいんだから。 いまの小学校に、人間味豊かな先生はいてくれるのだろうか? ちゃんと、生きてる時間はおもしろいってこと、彼らにわからせてやってほしい。 |
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