| □index□ ■column■ |
| アンコールの1曲目。 ステージ中央のグランドピアノで引き語るシェリル。 淡々と歌う彼女の向こう、スクリーンには、アフガニスタンの破壊された街に呆然とする子供と母親が映し出される。 この曲は、なにか特別なメッセージを湛えた曲であるようだった。 でもそれが何を歌っているのかは、解らなかったが、アメリカ人にもイスラムへの攻撃を、支持しない人はいるようだと、僕は感じた。 やがてピアノの音が静かにやみ、ドラムが力いっぱいイントロのリフを刻む。 "It's been long time since Rock'n Roll ! " アンコールの2曲目はLED ZEPPELINのROCK AND ROLL。 3秒前までしっとりと深いメッセージを奏でたグランドビアノの上で、彼女はステップを踏み、腰を振り、ハンドマイクでこの曲を歌っている。 僕はLED ZEPPELINの大ファンだから、シェリルのように、ほかのアーティストがZEPPELINをリスペクトしてくれるのはとても嬉しい。 う、うれしいのだが、でも、このタイミングはどうだろうか・・・。 さっきの深い思いを湛えたメッセージが、その当人によってグランドピアノと一緒に踏みにじられているようでもあり、複雑な気持ちになってしまった。 その演出がいかにもアメリカ的というか・・・。 情感とかまるで無くて、宇宙人と戦った直後にベッドで「アイラビュー」とか言えちゃう、ハリウッドのバカ映画を見ているようで、なんだか醒めてしまった。 僕は「虚しい」思う上半身と、ロックに弱い下半身との間で、複雑な思いを噛みしめながらも、踊るしかなかった。 |
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