シンママの私が選んだ働くための資格はコレ

突然の離婚

住み慣れた東京での新婚生活に幸せを感じていたのに旦那の浮気が発覚し、どろどろの裁判の末に離婚。
2人の子供を抱えての離婚を決意するのはかなり勇気がいりました。
でも、私は本当に旦那を信じていたし、愛していた。
その気持ちを踏みにじられて悲しかった。
子供は2人ともまだ小学生で、父親がいたほうがいいのはわかっていたけど、もう信じられない旦那とは仮面夫婦として一緒にいることですら無理だった。
相手は子供が小さい頃預けていた保育園の先生。
保護者とそんな関係になるなんて、保育園で働く資格なんて一切ない。
当然、責任を追及して社会的な制裁を受けさせました。
今後保育園で働くことはできないし、子供好きだと言っていた彼女にとっては辛い人生になったことでしょう。

 

親権を取って離婚し、しばらくはまとめてもらった慰謝料で生活できるものの、長くはもたないのはわかっていた。
養育費だけでは生活していけないし、なるべく早く仕事を見つけなければいけない。
ひとまず親元に戻り、親子共々面倒を見てもらうことになった。
幸い実家も東京ですぐそこだったので、子供は2人とも転校せずに済んだ。

 

私の両親は共働きで、定年前でまだまだ収入はあり、孫のためとかなり金銭的な援助をしてくれた。
その気持ちに甘え続けないためにも、何か仕事はないかと探す日が続いた。
毎日毎日、家事の合い間にスマホで検索。
近所のスーパーでレジ打ちのパート募集はされていたけど、若い頃にスーパーで働いて嫌な思いをしたトラウマがあったので応募できなかった。
自分の弱さが憎かった…。
子供のためならそれくらいへっちゃらだと飛び込めないといけないんでしょうね。
甘すぎると言われても反論できません。

気になる仕事

実家に面倒を見てもらい始めて4日目、少し気になる仕事を見つけた。
それは、医療事務。
CMでもたまに見かけていた仕事だし、病院で働けるって言うのは子供に何かあった時安心かも…なんて思ったりもした。

 

調べていると、医療事務は特にこれと言って取らなければいけない資格があるわけでもなく、しっかりと勉強していればなれる職業と言うのがわかった。
勉強方法は専門スクールに通うか、通信講座の2つ。
比べてみると専門スクールは高くて、通信講座の費用の2〜3倍以上はかかる。
働くためとは言ってもなるべく費用は安く抑えたかったので、「医療事務 通信講座」で検索して出てきたところの中から選択。

 

選んだのは約5万円の費用で、3つの資格が取れる通信講座だった。
医療保険士、2級医療秘書実務能力認定試験、医科2級医療事務実務能力認定試験。
どの資格も聞いたことなかったけど、資格は資格だし、持っていば就職に繋がるだろうと思って頑張りました。
一番簡単だったのは医療保険士で、毎月試験があるからもし1回落ちてもすぐ再挑戦できて、あまり緊張せずに臨めます。
これが年に1回しかない試験だったら、プレッシャーすごいでしょうね。
しかも医療保険士は合格保証があったから、何も資格が取れずに終わってしまうなんてこともなくて、勉強中はちっとも不安にならずに済みました。

 

結果的には受講期間の半年で3つ全てに合格でき、医療事務として働く準備は万端に。
両親と、面倒かけるのは1年間だけ、それまでに何とか仕事を見つけると約束していたので一安心。

就職活動を開始

通信講座には就職支援も付いていて、受講期間が終わった後でも相談に乗ってくれます。
校舎が近くにあったので直接出向き、担当者さんとお話。
自分の現状を、シンママであることも含めて隠さず話し、なるべく条件の良い求人情報を見繕ってもらいました。

 

その日提示されたのは3件。
片道1時間かかるけど給料が良くて福利厚生もしっかりしている総合病院。
徒歩10分弱の距離にあって給料はまずまず、でも福利厚生は微妙な個人病院。
片道30分で給料はこの中で一番低く、福利厚生はそこそこな個人病院。

 

実家にいるけど仕事が決まれば引っ越せばいいので、総合病院を選んだ。
誰でもこの選択肢ならそうするでしょう。
早速アポを取ってもらって、次の日には面接を受けに行きました。

 

が、いざ面接になってみると聞いていた条件とは少し違って、給料が低めに…。
どうやら医療事務って職業は資格よりも経験を重視されるらしくて、未経験ではこの金額が精一杯だとのことだった。
子供2人抱えて家を借りるにしては少し物足りない金額だったけど、背に腹は変えられないと採用を希望。
後日、無事採用の連絡が来て、研修に行くことに。
研修はそれほど難しいことはなく、通信講座で勉強したことを思い出せば全く問題なくこなせた。

 

その後しばらくは実家から仕事へ行っていた。
往復2時間は大変だったけど、両親の協力もあって子供のお世話もしながら通えた。
2週間働いたくらいで随分慣れて、わからないことはほとんどなくなってた。

引っ越そうかと思ったら

待ちに待った初給料。
聞いてた通りの金額だったので特に不満はないものの、やっぱりちょっと物足りない気も。
未経験から採用してもらえただけでも感謝しなきゃいけないのはわかっていますが。

 

とりあえず給料はもらえるようになったことだし、実家を出ようと病院の近くで家探し。
この時は子供には申し訳ないけどさすがに転校することを覚悟してもらっていた。
電車で1時間近くかかる距離を引っ越せば、それは仕方ないこと。

 

でも、結果的にこの時引っ越すことはなしになった。
何でかって言うと、想像以上に家賃が高い物件が多くて、とてもじゃないけど当時の給料ではやっていけないと思ったから。
仕方なく毎月お金を入れる条件でもう少し実家に置いてもらうことになった。
父も母もお金は別にいらないと言ってくれて嬉しかったけど、甘えっぱなしは嫌だった。
二人の子供たちに胸を張れる母になりたかった。

 

実家を出て親子3人で暮らすには、もう少し給料が欲しかった。
プラス3万円くらいあれば何とか家は借りられる。
でも働き始めたばかりでいきなり給料が上がることなんてまずありえないこと。
普通は1年以上働いてやっと昇給するかどうかってところでしょう。
となると実家に長く居続けてしまうことになる。
両親は孫がかわいいみたいで、居たければ居ても構わないって言ってくれていたけど、母親としてのプライドもあったのでなるべく早く親子3人で暮らしたかった。
どうにかして給料を上げる方法はないのかと暗中模索していたとき、知ったのが診療報酬請求事務能力認定試験だった。

診療報酬請求事務能力認定試験とは

医療事務の試験の中で、最も難しいと言われているもの。
実は医療事務の資格はたくさんあって、その数は数十種類あるとされています。
そしてそのほぼ全てが民間資格で、診療報酬請求事務能力認定試験は唯一の公的資格。
公的資格はランク的に言うと国家資格の1つ下辺りのイメージ。
なので、医療事務の資格の中でも診療報酬請求事務能力認定試験は断トツの影響力を持っています。

 

私が調べた範囲では、合格者は無条件で給料が上がることもあるとか。
資格手当として高いところでは最大2万円プラスされることも。
試験に合格するだけで給料が上がるなら、医療事務従事者としては必ず挑戦すべきです。
私が働いていた病院では資格手当は1万円でしたが、勤続年数による昇給が診療報酬請求事務能力認定試験に合格しているかどうかでかなり違っているようでした。
そんなことを知ってしまったからには、やはり挑戦すべきだと早速勉強方法を調べてみました。

 

診療報酬請求事務能力認定試験の勉強方法もやはり通学か通信講座のどちらか。
選び方としては医療事務の知識が全くないのであれば通学、経験者でキャリアアップ目的なら通信講座で十分だとか。
当然私は後者です。
最初に3つ資格を取った時に利用した通信講座でも対策コースを設けていたので申し込み、勉強を開始。

合格まで

診療報酬請求事務能力認定試験は年に2回しか行われません。
難易度の高さに加えてチャンスも少ないとなると、やはりプレッシャーを感じずにはいられませんでした。
結果的には最初の挑戦で合格できたのですが両親の協力なしには無理だったでしょう。
勉強時間を捻出するためには子供の面倒も見てもらわないといけませんでしたから。

 

毎日帰宅して家事を済ませてからの寝る前の時間に1時間勉強。
睡眠時間が1時間短くなる辛さは誰もがわかるところでしょう。
でも、やらなきゃならなかったので気合で頑張りました。

 

やっていたことは基礎の復習と、問題集をひたすら解くこと。
特に過去問は2〜3年分くらいは目を通しておくべきです。
私がそうだったので、1日1時間勉強していれば3ヶ月もせずに経験者なら試験挑戦レベルに達すると思います。

 

最初の試験挑戦の12月。
試験独特の雰囲気の中3時間はとっても長く感じるかと思いきや、むしろ時間が足りないと思うくらいギリギリでした。
本番前の模擬試験を受けてペース配分をある程度掴んでいなければ、多分全ての問題は解けませんでした。

 

試験から合格発表までの間は毎日が気が気じゃなかったですが、無事合格したことがわかると一気に肩の力が抜けました。
届いた合格証を病院に提示すると、次の査定で大きなプラスになることは間違いないと言ってもらえてテンションアップ。
その日はルンルン気分で帰宅したのを覚えています。

 

そして実際いくら給料が上がったかと言うと、2万円でした。
資格手当1万円+基本給1万円アップと言う形。
これが試験に合格していなければ、基本給5千円アップだけだったらしいです。
5千円と1万円じゃかなり印象違うし、さらに資格手当まで付いたんだから文句なし。

 

家を借りるのも何とか安い物件を見つければ大丈夫だと思い、再度不動産屋へ。
少し狭いかもしれないけど、2DKの部屋を借りました。
病院まではたったの2駅で、家から20分もかからず到着できる場所。
転校することになった子供たちも最初は大変そうでしたがすぐに慣れてくれて、落ち着いた生活ができるようになりました。

結果として

診療報酬請求事務能力認定試験に合格することで、私は親子3人で生活できるようになりました。
とてもじゃないけど最初に取った医療保険士ら3つの資格だけでは、この生活は実現できなかったと思います。

 

ちなみに後から聞いた話ですが、医療事務の資格は診療報酬請求事務能力認定試験以外、特に就職では役立たないそうです。
紹介を受けての求人応募ならまだしも、何の繋がりもない求人の場合はほぼ全ての資格が無意味だと言われてしまうんだとか。
その点、診療報酬請求事務能力認定試験ならちゃんと評価してくれるそうです。
さすが公的資格ですね。

 

シンママが就職するのに医療事務の資格を取るのはオススメできます。
ですが、ちゃんと評価される資格を取るべきです。
資格を取るための勉強は色々あると思いますが、できれば就職支援をしてくれるような制度がある学校や通信講座の利用が安心だと思います。
何かと時間の限られたシンママにとって、1人での就職活動はかなり時間を取られて大変ですから。
もしあなたもシンママで医療事務の資格を取ろうと考えているなら、この就職支援については絶対に考えるようにしてくださいね。

 

以上です。
何かあれば追記します。

 

17年10月13日追記
その後はシフトを増やし、ほぼ週5のフルタイムで勤務するようになり、ついに正社員にしてもらうことになりました。
お給料もぐぐっとアップするみたいなので、ますますやる気がみなぎってきました。
子供たちのためにも頑張るぞー!